昨年5月のドイツ旅行を振り返って

行きのフィンランド航空、ヘルシンキ行きの機内では、右隣の女性2人組に話しかけられた。2人とも私の母と同じくらいの年齢で、愛知県在住、ツアーでオーストリア・チェコ・ハンガリーを訪れるとのことだ。彼女らに詳細な予定表を見せてもらった。何とも羨ましいツアーであった。

2人は、ドイツに行ったことがあり、私が1人でドイツに行くことを話してから、話はドイツの話になり、その後、私の仕事の話になった。ヘルシンキの空港でそれぞれの便に乗り継ぐため、彼女はたちとはそこで別れた。フランクフルトは5月のこの時期、21時頃まで明るいこともあってか街は騒がしかった。ケルンとミュンヘンだけ観光するのであれば、ヘルシンキからデュッセルドルフに飛んで、列車でケルン、ミュンヘンに移動して、ミュンヘンから帰途についてもよかったと思う。

確か、そのような航空券の買い方ができた気もする。ケルンでは大聖堂の写真を撮るのに苦労した。工事中の部分を避けて、塔の先端まで写すのがやっとだった。入口近くの店には、ガラスケースの中に立派なカメラがあった。価格は書かれていないが高いのだろう。

中には、蛇腹付きの大変古いものもあった。学生時代の指導教官はケルンに留学した経験があった。私もこの地に立つことができた。次にここを訪れるのは観光になるのか、留学になるのかは分からないけれど、妻と子どもも連れてきてあげたい。

それまでには、もっとドイツ語が分かるようになりたい。旅行中、新聞やDBの車内誌を読んでいるふりしかできなかったのは情けない限りであった。私のドイツ語の能力は読み書きが多少できる程度で、地名や駅名を読むことはできたが、簡単な会話しかできなかった。「すいません」、「ありがとうございます」、「コーヒーを飲みたいです」、「写真を撮っていいですか」、「メニューをください」、「教会はどこですか」は通じた。

しかし、ホテルで、「私は、予約した者ですが」とドイツ語で言った後、フロントの方が、ドイツ語で話すのか、英語で話すのかと尋ねてきて、迷わず英語を選択してしまった。相手からしたら無理をしてドイツ語で話されたら迷惑だっただろう。

今回の旅行で幸いにして犯罪の被害に遭うことはなかった。お土産の大半は出発前にあらかじめ手配し、帰国日に自宅に届くようにしておいた。妻には、キッチンバサミと鍋敷き、会社の人たちにはチョコレートを買っておいた。

手元には、まだ誰にも渡していない白ワインがあり、私は酒が飲めないので、誰に渡すべきか悩んだ。子どもには、フィンランドの地図が描かれたマグネットとDBの列車カードを買った。ジャーマンレイルパスに付いていた路線図も渡した。

自分用には、フランクフルト、ケルン、デュッセルドルフ、ミュンヘンで絵葉書を買った。それと、会社の人と約束したのはタバコを1箱買ってくることだった。フランクフルト中央駅の煙草屋で、「見ているだけですか」と聞かれたが、私はタバコを吸わないからどれを買ってよいのか見当がつかなかった。

いちばん端のを買うことにした。1箱、約1000円だった。パッケージを見ると、「喫煙は・・・死につながることがある」という意味の日本より厳しい警告文が書かれていた。ドイツ人の喫煙マナーは、非常にきちんとしていた。